NGINX Plus および NGINX Open Source において、深刻な脆弱性(CVE-2026-93479、CVE-2026-95101、CVE-2026-97205等、CVSS 8.1)が明らかとなりました。
今回報告された脆弱性は、認証なしで細工したHTTPリクエストを送るだけで、NGINXのワーカープロセスをクラッシュさせたり(DoS)、条件次第でコードを実行させたりできる、マップディレクティブの正規表現キャプチャ変数の扱いに起因するヒープバッファオーバーフローの脆弱性です。

■想定される被害
・サービス拒否(DoS):細工されたHTTPリクエストにより、NGINXのワーカープロセスでヒープバッファオーバーフローが発生し、プロセスが異常終了して再起動します。これを繰り返されるとサービスが不安定になったり停止したりします。
・リモートコード実行(RCE):ASLR(メモリ配置のランダム化)が無効な環境、または攻撃者がASLRを回避できる環境では、任意のコードを実行される可能性があります。

■ 影響を受けるシステム
・nginx(オープンソース版):1.31.7未満、1.30.6未満(脆弱性によって影響を受ける範囲は異なる)
・NGINX Plus:R33〜R36、37.0.5.1未満、37.1.0.1未満
・関連製品:NGINX JavaScript 1.0.2未満、NGINX Gateway Fabric 2.8.0未満、NGINX Ingress Controller 5.7.0未満、NGINX Instance Manager 2.24.0未満、F5 WAF for NGINX、F5 DoS for NGINXの一部バージョン

■ 対策・推奨されるアクション

修正プログラムが適用されたバージョンへの更新が必要です。

【修正バージョン】

設定ファイル(マップディレクティブなど)を見直し、正規表現をつかったmapと、そのキャプチャ変数を参照する箇所がないかご確認ください。名前付きキャプチャを利用するなどの設定変更を検討してください。

■参照先
NIST国家脆弱性データベース

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